決意で満たされたよ(Undertale買ったよ)

UndertaleがSteamのサマーセールで30%オフと少しだけお安くなっていたので購入。
ネタバレ?もある。


じゃるさんとこの記事
nekojumpoo.blog.fc2.com
くらいの前情報しかなく、誰も死ぬひつようのないRPGとの文言と、かの人の記事から読み取れる情報に奇抜なRPGだな…。と思ってやっていたのですが、ほんとに完全に不殺のまま進められる…。
メタルギアスプリンターセルでも極力不殺プレイをしていたくらいなのでアリだぜ。
まだまだ序盤で止まってるマザー3やってた時にも感じたけど世界観が特殊なのでなんでもありな感じでだいぶコミカルです。
敵と対話で決着をつけられる…とだけ書くとなんとなくビシっとした感じさえありますが、その実は力こぶ作って見せつけあっていたら勝手に出て行ったり、いじめないの選択肢を選んだら手打ちにできたり、相手を褒めたら意味が通じてないけどなあなあのまま終わらせられたりとユニークさに溢れています。
アンダイン(しばらくウンディーネって読むのかと思ってた)という中盤のボスが相当苦労しましたけど、最初の登場から重厚な鎧に身を包み、光る槍を投擲して貫こうとしてくるボスらしいボス、敵らしい敵として登場するキャラが不殺で和解に持ち込むとアンダインのおうちに上がり込んでお茶をごちそうされたり(少しでも動こうとするとテーブルを槍で叩き割るくらいキレられる)、パスタを一緒に作ることになったり(雑すぎて家が全焼する)、その後はアンダインの手下で前のボス敵でもある陽気なクールぶってるスケルトン(ナンパして不殺で終わらせるとあとでデートすることになる)のとこに居候し始めて携帯電話でわいのわいのしてるコントめいた会話が聞ける。
アンダインも最初名前が出てきた時は英雄扱いの王国騎士で、魔物の子供も憧れまくってるくらいなのにフタを開けてみたら色々大味な魚人のねーちゃんって感じだった…。


日本語化パッチを当ててやっていて、ほぼほぼ日本語化されており不自然な翻訳とかもないのですが、セーブポイントに触れた際必ず浮かぶ「決意で満たされた」という言葉は色々思案の余地が残っているような気がします。
魔界の風景に触れて人間界へ帰る決意で満たされるのか、その場その場で何かしらの小さな目標を決めてそれに対する決意に満たされるのか、他の何かの決意なのか…。いや見落としているだけかもしれないんですけど。
今いるところらへんのセーブポイントとか
(こんなところにある奇妙な研究所を見て…)(あなたは決意で満たされた。)
とか
(遠くに不吉な建物がぼんやりと見える…)(あなたは決意で満たされた。)
とか
(いつかネズミがコンピューター内蔵の金庫をハッキングしチーズを手にする日がくるのだろう…)(あなたは決意で満たされた。)
とか
こういう意味ありげで多分意味なさそうなつなぎの文好き。


絵も昔懐かしい感じ(オブラートに包んだ表現)で、基本白黒なのに感情の表現が他で類をみないほど豊か。
ゲーム内で規定された枠越えて何かやってきたりとか…ギャグ漫画の手法だコレ。


音楽も8bitの洞窟物語以来な調子の音楽で、やっているうちにすっかり気に入ってサントラもあとから買ってしまった。