インファマス、トロコンまで含めてクリアしました。
良いゲームだった…。前作までのシリーズは特にやっていないのですが、面白かった。
以下ネタバレあり。
善悪でエンディングが異なっており、最初は特に何も考えずに善人プレイしていたのですが、
DUP(今作において主人公が戦う組織)のボス、オーグスティンの話を聞いているうちに、こいつはこいつで目的(コンジット(能力者)たちが迫害されない環境を作りたい)としては理解できるけどやり方とかそういうのが間違っていたんだなと思い、やっつけて主人公の目的(オーグスティンの力の被害を受けた故郷の人を助ける)を叶えるという流れは非常にわかりやすく、贅沢を言えば面白みのない予想できるエンディングでした。
悪人プレイは意味もなく人をたくさん殺しまくるプレイなのでそんなに気が乗らなかったのですが。
ただ、善の最上位に位置づけられる名称がヒーローで、対する悪の最上位がインファマスであり、シナリオ的には悪人プレイの方がメインなのだろうなと思ってやりました。
主人公に最初に能力を与えるきっかけになったハンクという男を、善人プレイだと裏切られてその結果主人公の兄を死なせることになってもなお、ハンクは娘を人質に取られていたという言葉もあり、最終的には解放するんですけど、悪人プレイでは娘が待ってるボートまであと少しというところでかっちり殺すし、オーグスティンも憎悪で殺すし、無関係な人も特に理由もなく殺す。
ベティという主人公にとっての故郷の象徴のようなおばあちゃんがいるのですが、善人プレイだと電話で「ちょっと買い物頼まれてくれないかい?」とかそういう親しみ深い声をかけてくれるのに対して、悪人プレイだと「あたしと話したくないんだろ」とつっけんどんな感じの会話になります。
善人プレイだと帰郷して、オーグスティンにやられた部分を治してめでたしめでたしという感じですが、悪人プレイだと帰郷するもお前は無関係な人々まで無差別に殺して我々や先祖の人たちまでもの名を穢した、と拒絶を受け、その殺戮の魔の手をベティに…というところで終わり。
悪人プレイの、自業自得だけどどうしようもない虚無感がとても印象に残ります。残るけどこれ、善人プレイを後でやって幸せな結末で終わりたかった。ああ、面白いゲームだった。
それはそうと、悪人プレイだとプラカードを持って店の呼び込みしてる人とかストリートミュージシャンをピンポイントで抹殺すると悪のカルマがあがるんですが、アメリカではそういう人らに何か恨みでもあるのか…。
なぜおれはこいつらをしばく必要があるんだ…と思いながら倒してた。