訃報に遭ったよ

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先月、友人が死んだ。
世代が近くて年に数回くらいではあれどちょくちょく顔を合わせていたような人の訃報は初めてで(交友範囲が極めて狭いから)、現実味が湧いてきません。
いちいち雑記として書くのもなあとは考えはしたんですけど、文章化しないときっと整理がつかないだろうなあと思って。



巨大な村長の遺影の前でバス山とイマシロサンが沈痛な面持ちで立ってる横から村長が「え?俺?」みたいな感じで出てくるのまだ?



村長はあれでしょ。僕死んだのに僕に気を使って元気にしようとすんの!逆!逆!もっと皆僕のこと悲しんでもよくないすか?だめ?みたいなこといいそうじゃん


そうそう言いそう、めちゃくちゃ言いそう、そういうキャラだったよなあ、彼。
そう思いながらそんな感じのセリフを言う彼の声まで想像つくくらい。
twitter上では完全に頭おかしかったけど、顔合わせたら憎めないキャラすぎて好きでした。
顔合わせても、飯食いに行くっつってんのにエロTシャツ着込んできてたりして頭おかしくなかったわけじゃなかったんだけど。めっちゃ笑った。
あのどうにも抜けたようなテンションというか、ヘラヘラしてるけどそれが馴染みすぎてて勘に触らないようなあの感じが好きだったなあ。


某アニメの影響で就職するぞーってなって勢いで東京来て就職して、死ぬほど忙しそうにしながらも飯奢って下さいよーってたまに話したり会うたびに言ってて、来年頭くらいから彼の仕事の成果物が見られるっぽくて楽しみにしてたんだけどなあ。

あの持ち前の何でも受け流せそうな感じというか、実家にいてバイトしてたころのどーしよーもないエピソードとか細かくはもう忘れてきてるけど相変わらず一貫してアホだなこの人は…っていう印象と共に見てたし、はちゃめちゃに怒られてもtwitter上ではけろりとして舌打ちしながらすいませーんとか言ってる感じの様子とか好きだったし、よくわかんない強靭さを尊敬してました。

抱き枕でスジが見えるかどうかをとても真剣に吟味して、結果として結構な数の抱き枕カバーを購入して公共費の支払いに頭抱えていたようなクソペドロリコン野郎だったけど、ぶれないそのスタンスが大変気に入っていました。
いやーこれクソアニメでしょっていうトークもいやあれめちゃくちゃいいでしょ!といいとこ探しをしてきて本当に楽しかったし(当人的には本当に気に入ってるようだったけど、周囲にめちゃくちゃ貶されながらも俺は認める!っていうスタンスが面白かったし好きだった)、とにかく面白い友人でした。


あのダメな方向にエッジが効きまくった彼の生き様がもう見れないんだなあと思うと大変残念です。
頼まれてツイッターのアイコン何回か描いたりもしたけどちゃんと使ってくれてたのは嬉しかったよ。
寂しいなあ。
寂しくなるなあ。
本当に。