水平線まで何マイル?体験版をやりました。
システムが面白い。なんか新鮮です。横長だし、サイズの縮小、拡大ができるし、メイリオ大好きとしてはデフォルトでメイリオになってるのもいい(この辺りは環境によるのかもしれないけど)。横長なのを生かして左右半分に分けてるのもいいですね。「果てしなく青い、この空の下で」もそんな表示だったっけ? あっちは縦表記だったような気もしますけど。
しかしキャラ設定が凄い無難どころ。最初だしこんな感じでどうかな、という配置。同輩の脳き……活発な幼馴染に気弱な後輩、天然の先輩とやや強気の先輩、ライバル的位置の銀髪モデル(同輩?)。趣旨がグライダー作りだし、あんまり捻ったのにしても逆に浮くだろうから、磐石の配置といったところでしょうか。事実捻った性格っぽい友人が少し……。気弱な後輩である湖景さんが魅力的過ぎます。
ただ「」のない地の文なのに口にしている扱いの部分(モノローグかと思って読んでたらヒロインが普通に返事をする。一瞬読心術かサトラレを疑った)と、普通に「」で言う部分と、モノローグが交じり合って時々非常に判りにくいのはハルヒかなんかの影響なんだろうか。ここは普通に統一して欲しかったなあ。敬語とだ、である調で分けているものの、やはりバランス悪いです。全体的には流れもいいのに。
そしてまたもや(はなまる2でも出てきたばかりだったので)若本さんが出てきて驚きましたが、こちらの若本は極めて真面目若本さんでした。全然遊びがない。真面目も真面目、大真面目。ぼくが擦れているのか、グラフィックにはどこかガチホモっぽい感じを受けるものの、渋く、短い言葉に万感の意図と年長者の重みを乗せた若本。車輪の国、悠久の少年少女に出てくる若本さんに近い。あれよりも言葉の遊びを抑えた、頼れる年輩と言った感じのキャラでした。……というか格別に好きというわけでもないのに何故こんなに書いているんだろう。前回の若本との対比が凄かったからか。


ああ、しかし、いいなあ学園ものは!
最近書いていた長編、過去書き上げた長編に至るまでどうもSFっぽい設定が無駄に色濃かったので、書きかけのを中断して意図的にSF臭をこそぎ落とした話を見切り発車で書き始めてみたりしていましたが、プロット組んで特殊な要素が出てこない、或いは主筋に食い込んでこない程度で書いてみようかなあ。学園もの。ああでも学園主軸にして何でもいいから書いてみようかなあ……。夢いっぱい……。