f:id:kawati:20071007174114j:image:rightファブリーズを天井に噴射してモロに浴びてしまった。ぼくからすごくいいにおいがします。
一体何を血迷って天井なんかに噴射しているんだ、と言う気持ちと同時に現実を認める気持ちが湧き上がり、いい匂いどころかファブリーズ臭いという事実を受け止めることにしました。
ファブリーズを天井に噴射しないようにしようという教訓を得た少し後にもう一度同じことをして、匂いがついて、何も判っていないんだな、ということが判りました。ばかなのか。


ところでサブPCが死んでいたのでついに買ってしまった。
半年近く悩んでいたから遅かれ早かれ買ったと思う。
でも2.5インチハードディスクのSAとATの規格の違いを考えてなくて、間違えて買ったせいでさらに一万上乗せすることになって泣きたくなった。
Core 2 Duo T5500にAOPENのMP945-D、メモリ1Gにハードディスク160G。大体7万6千かな
余ったのは外付けUSBのケースでも買って放置か……。




カレル・チャペックの白疫病を読んだのですが、R.U.R.とは真逆のダウナーなオチに真っ青です。
最初からずっとあり続けたたった一つの希望が、最後の最後に潰れて終わる、という感じ。
流れ。オチまで書いてます注意。
50歳以上が罹患すると言う不治の病の対処法を見つけた医者は、診察条件を「貧乏な人間」とした。それを満たさぬ金持ちは一切見なかった。何故ならその医者は軍備放棄、平和条約の締結を望んでいるからであり、金を持っているならそのために協力しろ、金を投げ出せと主張していたからだった。
やがて国の元帥もその疫病に罹患し、その医者を呼び寄せる。だが医者は頑として譲らず、元帥は治療をせずにそのまま戦争を遂行することを決意、宣戦布告もせずに攻撃する。
だが元帥は、国民に声明を出した直後に病状が悪化して倒れてしまう。疫病でどの国も弱体化しているため、一撃食らわせればすぐに降伏するだろうという目論みが外れて攻撃された国は予想外の抵抗を見せ、他の大国も次々と宣戦布告を告げてくる。この状況に元帥も一度は自決しようとするが、息子たちに「元帥として戦争を終わらせる義務がある」と諭され、死への恐怖もあって医者の望む平和条約締結のための降伏を決意し、医者を呼ぶことにする。
だが元帥の声明によって感情が高ぶりきった国民は、通りがかった非戦論を唱える医者を見つけると袋叩きにして殺してしまう。鞄にあった薬は捨てられ、国家賛美の声だけが力強く波打っている。終わり。


最後の医者が死ぬ描写は、ちょっと百円見つけたんで拾いました的な本当に軽いノリで書かれているので、読後感が置いていかれたように「え……あ……これでおわり?」となります。戯曲だから演じるのと文章だけで読むのは大分受け取り方に差が出るのは判っているのですけども。それでもこの空しさの強調は凄い。