【FF14】オーディンは消滅したよ

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みなしさんとウルダハ呪術師ギルド前にて


かつてFF日記と化してきていたこのサイトも、FFから離れることで来訪者も元通り間違えて検索で来た人か自分しかいないサイトへと戻りつつありました。(FFをやっている間はFFのフレのリンクをうっかり踏んできた人か間違えて検索で来た人、そして自分くらいしかいませんでした)
だけどまたFFに課金をしてしまったことにより、きっと更新頻度は高くないはずですがまたFFの話を書きます。



いつしか自分の中でFF14は変質して、エオルゼアをどうにかするよりオーディンとしのぎを削り合うゲームでした。
FFを起動してはオーディンと戦い、戦い、戦い……現実と、ゲームと、エオルゼアと、その境界がぐにゃりとしてわからなくなってきた頃(FPSをローテーションで黙々とやってたりするので同じ敵に違うメンバーで総当り戦をやるとかそういうのは大分適性がある)、後戻りできなさを感じてエオルゼアの世界から一旦は離れました。
そして四ヶ月ほどが経ち。
じゃるさんというかつて別鯖で出会った友人であり、今やFF関係なく仲良くなった人たちの一人が、
エオルゼアに戻ろうと思う、別の鯖で」
そう言い出して思わず怪訝な顔をしました。かの人もFFから退いた身であり、さらには数日前まで、自分がFF14の拡張パックもでたことだし、メインだけやりに戻ろうかと言ったら全力で止めに来ていたからです。(仲良くなった人たちの中でFFやってないのが自分とじゃるさんだけだったから
「一体今更なぜ?」
「なんかやりたくなってきた」
ははあ周囲がわいわいやってるから、感化されてきたんだな……。
理由は察せられましたが、そういった事を指摘するとすぐに照れ隠しでてめーしにてーのか!と怒りにくるような人です。
理解しつつもあえて言及はせずに、
「楽しめるといいですね」
「うん! だるめしあと、杏ちゃんと、かわちとやるんだ!」
「かわちって人には何か言ったんですか」
「言った言った(言ってない)」
「コイツ」
確かにメイン進めようかと思っていた手前、戻ることにやぶさかではなかったのですが、なんだろう……。やるけどアンタのためじゃないんだからねと言いたくなるようなそんな感情です。
せっかくメインもそれなりに進んでいることですし、何か助力が必要であれば自分も老兵としてヒーラーを
「近接DPSお願いね!」
近接DPS……郷愁に襲われます。最初はそこからスタートしました。槍を振って駆け回り、転んで槍を折ってからというもの折れなさそうな双剣に変え、変な水辺の街だったがために海に剣を落として泣きながらそこら辺に落ちていた木を拾ってヒーラーとしての道を歩み始めました。
そんな自分がまたきんせt……いやいやオイオイちょっと待ってなんで!?
「俺もタンクやるから!」(元近接DPS)
そういう問題じゃねえ。
エオルゼアで女侍らせて悠々自適なプレイを嗜んでいるエオルゼア上流階級にお住いのだるめしあという男も、
「俺がヒーラーで行きますよ」(現行プレイヤーで別鯖ではタンクがメイン)
ヒーラーはおれだろてめーしにてーのか!
和気藹々と充実した話し合いで各々のポジションが決まってゆきます。
自分が元々いた鯖の深海の住人みなしさん。エオルゼアにあるものならほぼなんでも作れてしまうみなしさんが現れ言いました。
「おうち(深海)に短剣が落ちてたから木の棒にくっつけて槍をこしらえてきたよ」
「……ありがとうございます! これでダンジョンならどこでもいけます(レベル17)」
「槍しかないよ!?」
「槍しかないけど」
レベル関係なく装着できるスーツとか、ウサ耳とか、サングラスとか……そういうのはある……。
「…………」
呆れたように立ち去るみなしさん。
そのままエオルゼアの、ウルダハの地にてぼうっとして過ぎ去りしエオルゼアの日々に思いを馳せていると、みなしさんが戻ってきました。
こ、これは……?
「……ちょっと素材が余ってたから。余ってた素材をちょっと加工してたらできただけだから」
そういって装備をこしらえてくださいました。
「そんな! でも、これ……」
「いや! ほんと偶然できただけだから! 売ろうかなと思ってたらちょうど付けられそうなレベルの人いたし? みたいな?」
「ありがとうみなしさん……! いや、みな神(しん)!」
「神なのに略されてるんですけど」
愛情です。

そんな感じでダンジョンに行けるだけの装備を融通して頂いてしまって、でも操作もなんにも覚えてないし、しかも近接DPSとか記憶ごと棺桶にいれて溶接してそのままオ・ゴモロ火山の火口にドボンしていたので右も左もわからないんですが、本人の名誉のために名前は絶対に明かしませんけど現行プレイヤーで、某エオルゼア上流階級の知り合いが言った「DPSなんて猿みたいなもんですよ(意訳)」という言葉を信じてダンジョンに挑むことにしたのでした。