FF14のアイテムを探しに奔走したよ

カララント。
カララントとはFFの世界でいう染色剤のことである。
服や装備を自在に染めて自分好みのキャラにしよう!というなんかそんな感じのアレだ。
普通のカララントはユーザーが独自に出しているマーケットという場所で購入できる。
もちろんそこにもお世話になっている。
だがそんな凡百の色とは一線を画した色があることをかわちは知っていた…。
その名も…「メタリック」
色鮮やかに(ギラつきすぎて)高級感溢れる(どころか一周してドギツイ)耽美(とはもちろん程遠い)なその染料を追い求め始めたかわち。
高くても一つや二つならなんとかなるはずだ…そう思ってマーケットに赴いたかわちを出迎えたのはメタリックカララントの不在だった。

マーケットに…ない…?
困ったらマーケット。とにかくマーケット。何が何でもマーケット。
何かあればマーケットに走る習慣をもっていたかわちには衝撃の展開であった。
もはやマーケットテンパード(信者)とも呼べるかわちにこの現実は辛すぎた。
マーケットとは何だったのか。ショックの余りついったーで叫ぶかわち。
そんなかわちに現実は優しく囁く。
「課金や。課金すれば買えるんや」
カネ…! エオルゼアの在住権を獲得するための通貨…!
そんなんで…そんなんで買えるなら…買う!
そして金メタスーツを手に入れるんや!
「あのな」
はい?
「金メタはない」
は?
「金メタはIL90以上のリテーナーが気まぐれで拾ってくる」
は??
「買えない」
はーーー???
(ILとはアイテムレベルの略。現在FF14の世界ではレベル上限が50であり、それ以降は装備のランクをあげていく世界に突入する)
リテーナーとはユーザーのマーケット管理や持てないアイテム管理をしてくれるお助けキャラで、お仕事依頼という形で間接的に何かランダムでアイテムを拾いにいってくれる。もちろんレベルによってアイテムのランクも異なる)

かわちは今IL51…リテーナーは…0。お使いにすら出してない。
マーケットにもない。課金もない。レベルも足りない。こんなん無理や…。
「持ってる人に渡して染色してもらえばいいじゃん」
なるほどね。
持ってる人(知らない)に渡して(土下座では済まない)染色してもらう(贅沢の対価にお風呂屋で働かされるんだわ…)っていうのがあるのか。
なるほど。

メインクエストの各ボスである蛮神をさらに取りまとめたアルテマウェポンを倒すより難易度の高い現実に即したミッション。
人見知りの自分が槍鯖でできたフレンド…ほとんどみんな進行度は五十歩百歩だ。つまり…持ってる人という最初の条件で大転倒した形になる。
これは…そうだな…がんばるか…(リテーナーを初めてのおつかいに出す
まだ始まったばかりだ、この気の遠くなるカララントハント道はな…(確実に途中で心折れる




後日談。
いや後日というほどでもないですが。
この雑記書いて寝かせつつFFにログインしたところ、「持ってる人に渡して染色してもらえばいいじゃん」と最高に高いハードルを渡してくれた方がわざわざ待っていてくれて、
「染めたいの貸しな」「金メタとか別に使わねえし」「ふたつまでな」
ツンデレみたいなこと言いながら染めてくれました。
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「芸人みたいだね…」
やはり第三者の目からみても高級感はなかった。