ラノベを読んだよ

だいぶ前に「男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。」という小説がweb上で試し読み?として一部公開されており、当初はまーたなんかタイトル長いだけの小説きたぜと思ったのですが、作者みて思わず二度見して、うーんちょ、ちょっと読んでみよう……と興味でて読んだのです。
興味は引かれた。興味は引かれたものの、刊行情報に上巻と載っていたのでうーん、半端だし下巻出てから覚えてたら買おうと思って保留していました。それから半年とちょい。気づいたら三冊出てました。
とりあえず……と思って上下巻を買って読み始めるものの、ヒロインの似鳥さんが業界含むラノベ周りのノウハウとか専門用語解説とかそういったことを質問して、主人公がそれに答えるという問答形式……体裁としては作家志望者向けの入門書的な色があり、思ってたのと全然ちゃうと思いながら読んでいたのですが、まあせっかく買ったし下巻も読んでこれも終始そんなんなら三巻はいいな、と思っていたら。

二巻面白かったです。すぐさま三巻買うほどに。
相変わらず継続である問答も、印税収入の話で電撃文庫の例まで出していて、その辺はちょっと面白かったですが、一番の見どころはタイトルにもある通り、似鳥さんが首を締め始めてからです。
そこからの畳み掛ける展開はもう読むのを止めさせませんでした。気がついた時には最後まで読み終わって、顔を上げて三巻が既にもう出ていることに、そして三巻は上下巻構成ではないことに感謝しながら買うことを決意しました。
昔読んだアリソンでも思ったけど、この人はこういう展開がとてもうまい。惹き込まれます。

感想を後々探して読んでいたら、なるほど、見事に伏線見破って推察している方もいらっしゃいましたが、自分はほんともう何も考えてなかったです。推理小説もそうですが、読んでいる最中に推理など一切せず、なにか読んでいるときは頭空っぽで読み終わったあとに余韻とともに感想がぶわっと湧いてくるので、最後の怒涛の展開を読みながらうわ、ここの部分……あれが伏線だったのか! とばかみたいな顔で驚きながら読んでいます。これはこうなるのかな? と予想できる部分ももちろんありますけど、そこはあんまり深く考えない。その最後に明らかになるなんとやらがすごい! というよりは、その過程の部分が楽しい感じの話でしたし。
いいものを読んだ……。忘れないうちに続きが出て欲しいものです。といっても三巻は六月付で出ているので当分あとでしょうけど。


そして黒星先生の絵がとても素敵。四巻以降はどうなるかわからないけど。
男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。 (3) ―Time to Pray― (電撃文庫)

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