物欲に懊悩したよ

扇風機。
先日ふらりと立ち寄ったハンズで扇風機コーナーを覗いてしまったのが運の尽き。
扇風機いいなあとふと思ったところから葛藤が始まりました。


買って使うものか否か。
サイズは卓上サイズで良しか否か。

このたった二点が思考を終わりなき坩堝へと叩き落とします。
使わないかもしれない、しかも場所を取るものを起きたくない。
ただでさえ狭い部屋なのだから、床置きのものを増やして雑多感を増やすのはもっと避けたい。
扇風機というものはやはりある程度場所を取るものでもあるので、部屋から物なくしたい教徒であり、なおかつエアコン常用生活者である自分との相性問題が気になってきます。
使わないものを買っても致し方ないわけです。

そして買うならどれを買うべきか。
できれば机の上に置いてしまいたいので、コンパクトタイプのやつ。
場所を取らないという観点だけでみればスリム型とかそう言ったものも選択肢に入れてしまって良いのでしょうが、最初に見たものが
こちらの
カモメファンメタルでした。
こちらはカモメファンシリーズでいちばんちびっ子であり、他にももっと大きい据置型とかメタルとの中間サイズであるミニだとか、色々あるわけです。
静かで、デザイン性も中々好ましく、小型という点でも理想的で文句がない。
ただ、鏡面加工はインテリア重視をしすぎた行き過ぎ感があるのも事実。埃は目立つし指紋も目立つ。
電源がノートパソコンのようなACアダプタであるという点は、ヘッドの薄型化ということを考えれば致し方ないことのように思えます。
むしろ弊害は他の選択肢を考えて別の扇風機をみた時に、他扇風機のヘッド部分がむしろ野暮ったくすら見えることです。
その野暮ったく見えるところからスタートした対抗馬はシャープと東芝の二機種あり、双方とも小型で静音であるものの、ヘッドがごつい。
シャープは相変わらずプラズマクラスタとか対して効果の分からない機能を売りにしてたので、選択肢から外した。
東芝はヘッドがカモメファンと比べるとあんまり気に入りませんでしたが、普通の扇風機としての選択肢としてはこれになるかな…という感想。


後者に頭を巡らせていると、大分買う気があるような錯覚に陥ります。まあ買うならこれ、という基準なので間違いではない。
以前物欲に囚われた時はboseの小型スピーカーで、スピーカーはまずワンルームでメイン以外のを使うかと言うとそんなこともなく、外で使うという事態はまずないので、さすがに無駄買いになるだろうと思って保留にしているうちに物欲が収まって買わずに済みました。製品としては今でも非常に魅力的だとは思うのですが、やはり自分の環境では使う機会が殆ど無いだろうな、という思いに変わりはありません。

買うならこれという製品まで決まってはいても、頭の中で買おう!と思った五分後にはいややっぱり使わないだろう…という迷いがスイッチのように明滅しています。
特にエアコンの効いた自室だと、これほど涼しく、これほどエアコンを使うことに躊躇しない環境で扇風機がどれほどの効果を持つんだ…と二の足を踏ませるのに一役買っています。

このどうしようもない物欲の波は、解消されるか時間に流されて行かない限り思考の中で起こり続けるのです。
DC扇風機という静音型は決して安くはないのですが、正直なところ金額の問題ではなく、部屋に物が増える事への抵抗感でこの逡巡が生まれているので買っちゃえばいいじゃん!という問題でもない。
生活感のない部屋への憧れというものに理解がないと、悩み自体がまったく理解されません。そこまで優柔不断だとは自分でも思っていなかったのですが、これは迷う……。
迷うくらいなら買っちゃえばいいじゃん、という囁きと迷うくらいならいらないでしょという囁きが交互に聞こえてくる。