知人が開始十分でぼろぼろ涙でたと書いていた、「カールじいさんと空飛ぶ家」を観てきました。
開始十分とかありえないでしょう……? とか思ってたらこれで開始十分とかありえないでしょう……? というくらい必死に涙こらえてた。
エリーがもう魅力的なのなんの。子供特有の高い声のおかげで、最初あれこれ男の悪友フラグかなと思うもなんのその。光陰矢のごとし。出会って、ゆめをみて、結婚して、幸せの中で夢を思い出したり忘れたりして、やがて別れる。カールさんがちょっと引っ込み思案というか、ひっぱられるタイプで、エリーさんが冒頭数分程度なのに強烈に印象を残していくほどぐいぐいひっぱっていくタイプなので、その輝きが失われたときのカールじいさんの落胆振りといったらもう。あとその数分でエリーさんが酷く落ち込むシーンがあって、そこでももうやばいやばい状態でした。
あとはもう家に風船つけて空を飛ぶよくらいの知識しかなかったものですから、その後の出会いやら事件やらに見入ってました。唐突な事件の起こり方ではなく、ああなるほどここでこう繋がってくるのか! という類の、伏線をうまい具合に使った繋げ方で感心しながら涙滂沱してました。
まさかこう繋がってくるとは思わなかったなー。目的果たしてはいめでたしじゃさすがにないだろうとは思ってたけど、これだもんなー。もうぴくさーさん凄いよ。
ただ映画を選択する際に2Dと3Dっていうのがあって、時間的にちょうどよかった2Dにしましたが、3Dだと一体何がどうなったのかも若干気になるところであります。もしかして家から離れた風船が飛び出してきて、さあ君も一緒に冒険だ! みたいな感じで、座席に絡みついた風船がふわふわと見知らぬ森へ……。