f:id:kawati:20090327204548j:image:right
ワンワン!
なかなか盛大に心が打ちひしがれた日々を送っておりました。
ばっちゃの実家に帰って、居た犬の散歩を率先して引き受けたものの、適当に歩いていたら長い長い山沿いの道を歩き続けることになって日が暮れて途方にくれたり、ここ数年で類を見ないほどありえない醜態を晒したりして途方にくれたりいました。


家の持ち主であるばっちゃは、ボケてて僕のことを忘れており、少し怯えた様に誰だろうと僕を見てきましたが、それはある種の衝撃でした。介護云々という話ではなく、ただ衝撃でした。人が人を忘れると言うこと。親しみを込めて名前を呼んでくれていた相手にそのような反応を取られるという衝撃。自分は知っているのに、相手は知らない。不思議な感じです。少し不思議で、少し悲しい。
それはそれとして、僕はたまたまきていた中学生の親戚にも人見知りを発揮し、中学生の親戚も僕に人見知り、そのまま一言も会話しないというお互いに将来の不安を覚えざるをえない結末を見ました。血筋ってやーですね。
そして会話しないくらいですから、暇になった僕は犬小屋に遊びにいってじゃれるなじゃれるなと一人遊んでいました。三頭もいたから大変でやーもーかわいー。
いやだって、わざわざ手の下に潜り込んできたかと思うと撫でてと言わんばかりに腹を出すんですからよーしよしよしよしよし……と撫でざるをえない。か、かわいすぎる……!!


打ちひしがれることになった原因は完全に積もり積もった自分の性格によるものなので、もうどうしようもないですが、どうしようもないから打ちひしがれます。昔は疎ましがられることは割とあった気がするけど、最近は特になかったからすっかりぬるま湯につかっていた僕の心は即OUTだ! 疎ましがられてもそれなりに生きられるくらいの無関心さが欲しくなります。
尊敬する人とか、そういう人と対等になるとついぞ好きになりすぎますね。好きになればなるほど遠くなる。
02年ごろは雑記のネガティブっぷりが凄まじかったことをぼんやり思い出します。あの頃の彼、元気かなあ……。あんまり元気じゃないね……。