虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)
後半の畳みかけるような展開は実に素晴らしい。
復讐のために一途で、とにかく一途で、読めば読むほど冒頭のガリーの原始的な行動と思考、平凡極まるとの評価が際立ってきた気がする。実力で(形だけでも)常識に囚われない知識層に這い上がった挙句、最終的に非凡な生来の能力がでてくるなんて。