旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。
旅日記的な。amazonで妙に高評価だったものでつい購入。名前が失われた世界で旅をする男女の話。
人に影響を与え与えられ、時折姿を見せるサバイバルな知識がより深みを出しています。そして旅はまだまだ続く的な、余韻を残す読後感もまた悪くない感じでした。
ツンデレ臭い性格設定の少女はいまいち好きになれませんでしたが、過酷な旅道中であまりしおらしくても利用されるだけされて生き抜くことが困難であることを考慮すれば適切なのか。行動が粗忽に過ぎるような気もしますが、そもそもこの性格でなければ旅は始まらなかったんですよね。最近暴力的ツンデレが多いような気がするのですが、僕の心の沸点が低下してきただけなのかしら。タユタマのアメリといい、この類のキャラ本当に嫌いなんだなあ僕。大人になれ。