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ストライクウィッチーズ熱狂夜から逃れ出られぬままに、賛否両論著しい崖の上のポニョを観てきました。それから本屋行ってスタバ行ってラーメン食って帰ってきた。一人で。
ストライクウィッチーズは本編自体、キャラクター自体も十分魅力的ですが、二次裏などの狂った設定で連日走り続ける流れがまた熱狂的に盛り上げ続けているのではないかと思います。元ネタも豊富で、ちょっとした軍事知識があればピンとくるものがあり、またそう言ったところも魅力の一つになっています。その辺りも語られるし。ネウロイも単なるうにゃうにゃした黒いのじゃなくて戦闘機に元ネタあるからなあ。
ところで何でストライクウィッチーズの話を始めとるんだ。
それで、ええ、そう、ポニョね。
何だかんだ言われてますけど面白いじゃないですか。主人公が5歳と言うところからもまあ確かに子供向けなんでしょうけど。こちとらいい年して一人でいってるのに親子連れの多いこと多いこと。プリキュアだのポケモンだのを観にいった人はこれに輪をかけたような感じなのでしょうが。
それに本編前のウォーリーのCMに圧倒されました。ロボット、孤独な惑星、宇宙船……あらゆる要素がアンテナに引っかかります。もうCMだけで軽く涙ぐめたよ……。舞台設定から細々した要素に至るまで好みすぎる。
脱線しました。内容的には主人公の成長記録というか、お母さんかわいいというか、絵本の拡大版のような印象があります。お母さんのキャラがサブキャラながら生き生きとしてました。生命力二人分くらい詰め込んだような……。ジブリはその辺り巧いですね。大画面でこそ映える描写も多々ありましたし、ストーリーも、絵本的にですがまとまっていました。
EDも変わったEDだなーと思いつつ見てたんですが、あの否定派を寄せる一因である、かのテーマソングが終わると同時にEDも終了という気持ちいいくらいあっさりした終わり方には驚いた。最近の映画EDの半分もなかったんじゃないか。
思えば、あれはアンデルセンのデンマーク産人魚姫が不遇な終わり方するんで、色々くっつけつつハッピーエンドにしたみたいなものなんでしょうね。日本の赤い蝋燭と人魚もろくな終わり方してなかったような気がするし。人魚は悲劇向きなのか?
吸血鬼ものを取り上げるのは昔からうんざりするほどあるのに、思えば人魚を取り上げるのはそんなに……というかまるで思いつきません。瀬戸の花嫁辺りは人魚物ではあるんですが、何か、うーん、同じ土俵で語るのは違う気がする。コメディの色が濃すぎるせいかな。それはそれとして。
昔ながらの人魚作品との共通点として、泡から生まれただとか、泡になるだとか、吸血鬼で言うニンニクと十字架的な部分はあるようですね。所ジョージのキャラが色々小難しいこと言ってたけど、あの辺も元ネタあるのかな。