イマジン秘蹟 1 / イマジン秘蹟 2 / イマジン秘蹟3

序盤の掴みの弱さが凄い。これもまた借りたんですが、貸してくれた知人も一巻だけは序盤ちょろっと読んで数ヶ月止まってたほどの掴みの弱さ。一巻読んだ流れで二巻、三巻と読んだら一気に読めたので、一巻序盤の掴みの弱さが残念すぎる。
他所の物語が流れ込んできて、それが現実を汚染するため、その物語を摘出する、と言った感じの流れ。
作者が評論家の肩書きを持っているからか、小難しい語句をここぞとばかりに惜しみなく使った独白パートがあるのですが、まるで読む気が起きずに飛ばし飛ばし読んでたので若干差異はあるかもしれません。あとこれは完全に個人の問題ですが、ヒロインズが誰一人ツボにこなかったというのも冷淡にならざるをえない一因。ただ上で書いたように、一気に読めたので一巻序盤以降はリズム感というかテンポはよかったんだなあと。