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ライラの冒険 黄金の羅針盤
を観てきました。ファンタジー映画と思って観たテラビシアがまるでそんなことなかったのですが、これは正真正銘純ファンタジー。でも当初はまるで観るつもりはなく、しかも先行で観るなどとは予想だにしていなかったのですが、知人に「映画観よう」と誘われて行ってみたらタイミングよくやってたのでノリで観ることになりました。
原作を知らないこともあって、クマ(笑)とまるで期待していなかったのですが、蓋を開けてみれば久しぶりの当たりでした。ファンタジー映画にはこういうのを期待したい、と言うのがおおよそ詰まってて素晴らしかったです。冒険に出て、仲間を得て、仲間の事情を巻き込みつつ最終的な目的に至る、と言った感じ。
指輪物語みたく次へ続かせる終わり方で複線もぽろぽろ残していましたが、単体でも楽しめました。やー窮地に仲間が駆けつけてきて助かる、という展開は前回の当たりファンタジーだったナルニア国物語でもやってましたけど、やっぱりいいですね。王道展開大好きです。
ところで伏線なのかも微妙な部分での疑問があったんです。精神獣みたいな動物が出てきて、作中では彼らをダイモンと呼んでいるのですが、なんで悪魔なんだろう。ライラの世界にはダストという世界に深く関わるよくわからん粉が出てくるんですが(エーテルとかフォースとか気とかの兄弟みたいなもんかも)、それを作中で大権力を持つ「教権」が禁忌並に悪いものとして扱っているから、そのダストと密接に繋がっている精神獣を悪い生物の意味でダイモンと呼んでいるのだろうか。