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Pentel-Hybrid Technica(黒)のはなし。


0.3? 悪くない。そのしなやかさは美しい。
0.5? 悪くない。その力強さは偽りではない。
では完璧か? そう問われると素直に首肯はできない。0.3は書いて読むにはやや細すぎるきらいがある。特に字が下手だと線が一見線がのたくっているようにしか見えないのもよくない。0.5は書くには少し太すぎる。画数の多い字はその太さゆえに潰れてしまいかねない。
そこで思いついたのがその両者の中庸、0.4だ。どちらかというと0.5の影が強い。だが0.5よりは細い。少なくとも、字が潰れない程度には。どっちつかずの中途半端で、今まで目に留めていなかったその存在は急に輝きだした。
0.4? 素晴らしい。清濁併せ持つ中庸よ、共に生きよう。