ブラッドベリの火星年代記を読む。火星へ入植して、火星人を駆逐し、地球の終わりを見る話。
二〇二六年八月の「優しく雨ぞ降りしきる」辺りの話はじわじわ来ます。こういう人が居なくなった後の寂しげであり、空しい空気にたまらなく弱い。
ニ〇〇一年八月の「移住者たち」が一番好き。たった一文、「この病気は「さみしさ」と呼ばれた。」があまりにもつぼ過ぎた。使ってしまった。思わずせんちめんたるになって勢いで書いてしまったけど不味かったかしら。