国家の品格を読んだんですけどあれ面白いですね! ちょっと日本礼賛が凄すぎて普通の感想より批評の方を探してしまうほどでした。 でも武士道とか大好きです。 他に論理の話は興味深かったです。 風が吹けば桶屋が儲かる。風が吹けば埃が立ち、埃が立てば目…

キリンヤガ これはユートピアの在り方と崩壊を描いている。SFの要素は背後にあることを感じさせるだけで作中にもほとんどでてこない。 ムンドゥムグという名の祈祷師の地位にあるコリバは、ユートピアキリンヤガにおいて神ンガイの代理人として君臨する。 …

火星年代記 「この病気は「さみしさ」と呼ばれた。」 :ニ〇〇一年八月「移住者たち」 なんて素敵な文を書くんだ。素晴らしい訳だ。 小難しい話はなく、ひたすらにしんみりとしていた火星へ入植して、火星人を駆逐し、地球の終わりを見る話。

火星人ゴーホーム まずタイトルでウケた。 なんて適当なんだ、と思って読んでみたら火星人が想像を絶するウザさで納得せざるを得なかったです。 主人公のルークは割りとだめ人間よりな性格をしているように思えるのですが、職業が小説家だと聞くと途端に納得…

幼年期の終り 人類の進化、そして終わりを描いた話。 オーバーロードの性格に渋みと優しさがあって素敵でした。オーバーロードばっかり見てたよ! キリンヤガのコリバのようだ。 カレルレンの優しさと寂しさは羨望の裏返しでもあったから、思い返すととても…

シリウス 日常の世界に小さな「もしも」を落とした物語。 超知能犬シリウスの人生と葛藤の物語。シリウスの落ち着いた口調は、寛大で、落ち着いていて、風格があり、彼の「人格」が良く判る。

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2) 後半の畳みかけるような展開は実に素晴らしい。 復讐のために一途で、とにかく一途で、読めば読むほど冒頭のガリーの原始的な行動と思考、平凡極まるとの評価が際立ってきた気がする。実力で…

砂漠の惑星 なんともSFらしいSF。僕が読んだのは1968年に早川書房から刊行されたSF全集シリーズなので、訳者違ってる可能性もありますけど、この着眼点と筆力はまさにSF。生存本能? によって惑星に順応した極小機械とどうつきあうのか。 うんざりするくらい…

ソラリスの陽のもとに 砂漠の惑星と同じく全集から。作者も同じ。 今度は海が未知のものとして立ちふさがる。 ただ砂漠の惑星と比べると若干地味な印象がありました。 ステーションの中でソラリスの使者との対話をしながらソラリスについて探っていく……と書…

宇宙商人 結構楽しめました。 というのも、ここ最近読んでいた話が連続で考察型というか、あまり動きのない話だったので、躍動感のある話に触れて感涙ものでした。絶頂から落ちて這い上がってーみたいなそんなくだりがもう楽しくて楽しくて。 あと何気に主人…

世界SF全集9を読む。 山椒魚戦争を目的に借りてきたものなので、山椒魚戦争は全部読んだのですが、それとペアになっているトラストD・Eは挫折してしまった。ヨーロッパ滅亡計画はいいんだけど、主人公エンス・ボートが80P読んで理解できなかったのでやめ…

ハミルトンの「時果つるところ」 ラインスターの「オペレーション外宇宙」 を読む。世界SF全集11収録。 特に意味もなくオペレーション外宇宙から読んだのですが、新惑星探訪記兼主人公コクランのサクセスストーリーと言った感じで、良くも悪くもふーんだっ…

今更ながら、夜と霧を読む。有名な本なので説明の必要もなさそうですが、ナチの強制収容所体験記。 極限状態で浮き出てくる人間の本質とは何かを問い続けてます。 善悪の問いや、生きるとは何かといったような葛藤が続く最中でふと出てきた、自然の美しさに…

幻想症候群 幻想(妄想)が現実(実体化)になるという設定の話。 想像で部品を実体化させて空を飛ぼうとする話から始まるので、どうも気乗りせぬまま読み進めていたのですが、どうやら短編集だったようで次章に入ってからの話が意外にも引き込まれる。とい…

大空のサムライ―かえらざる零戦隊 戦争の実体験に昂揚するというのはどこか抵抗を覚えぬ気持ちがなくもないのですが、エースパイロットの自伝ですからそこはどこか心が沸き立たずにはおれません。 エースとして、心情を交えつつ大空を飛び回る描写に手を握り…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 変わった話だ、と言うのが第一印象でした。タイトルで手に取ってみようと思ったのは実に久しぶりです。 これも敢えてジャンルとして分類するならツンデレと言ってもいいのかもしれませんが、10のうち9.9は過剰なツンです。…

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 旅日記的な。amazonで妙に高評価だったものでつい購入。名前が失われた世界で旅をする男女の話。 人に影響を与え与えられ、時折姿を見せるサバイバルな知識がより深みを出しています。そして旅はまだまだ続く的な、余…

DRAGONBUSTER わーいミナミノミナミノの続き……じゃない。 自分が今まで蛇だと思っていたのは、実は、巨大な龍の尻尾ではないのか。 相変わらず書き方が上手いと言うか面白いと言うか、特徴的です。実際に見ていたとしても流してしまうような細々した部分を挨…

アニスと不機嫌な魔法使い ファンタジーらしいファンタジーでした。魔法が主軸に出てきますが、スクランブルウィザードと違い、ファンタジー世界なので魔法が自然に溶け込む上にドラゴンも違和感なく存在しています。単発で考えるとバランスや世界観の調和的…

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ 過剰供給気味な中二病がいかに現実世界で戦えますか的な内容。中二病をリスペクトしつつ徹底的にこき下ろしたような作品でした。色んな意味で容赦なかった。 副題も完全に痛々しさを過剰に演出するためにやってますこれは。だっ…

司書とハサミと短い鉛筆 ヒロインがパンツ穿いてない穿いてないと言っている間にそのまま終わってました。 仕掛け絵本(飛び出す)で作ったものが実体化するという話……なんですが、いやなんと言うか本当地味な……。これ短い鉛筆とか別になくてよかったんじゃ…

ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる アニメにやられて思わず買ってきました。 アニメ本編中はほのかに百合臭がする程度のものでしたが、世界観は同じもののキャラ等がまったく違うこちらはガチ百合といって差し支えないほどでした。一巻で…

スクランブル・ウィザード 敬愛する姉を失ったという過去を持った主人公が魔法学校に教師としてやってくる話。 設定自体に真新しさはありませんが、その分大きな躓きもなく進みます。設定が巧い具合に回ってますね。主人公は無駄に強い力が眠っているどころ…

ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。 主人公とヒロインが自分探しをする話。 アネモイさんのキャラいいなあ。こう……素直すぎて融通の利かない感じが……。巫女の無駄に強い設定は随分唐突だったような気がするんですが、ツンとデレの転換という…

銀色ふわり 笛ー! 笛ー! またジャケ買いしました。アホかぼくは。CDと比べて安いからジャケ買いも気軽にしてしまう。 いぬかみ、ラッキーチャンスと定評あるラブコメ作家の人ですが、絵から見てもコメディはなさそうだなーと思って読んだらしんみりする…

ミスティック・ミュージアム 森井しづきの、しかも褐色キャラというゴールデンコンビであらすじを見る前に購入。普段はジャケ買いなんてしないのに。 内容は女神像から、人々に忘れられた女神様が霊体になって御出現! 不思議な日常が始まります。というもの…

ぶよぶよカルテット 音楽を挟んだ三角関係? 変わり者の先輩と音楽を通して関わりを持って、それをきっかけに疎遠となっていた幼馴染とも音楽を通して再び近づく、と言った話。甘くって微エロなノリでした。特にねじくれた……というか特異な設定や話でもない…

デビルズ・ダイス タイトルからなんとなく判りますが、色々予見できるサイコロを手に入れたんで俺伝説の始まりだぜひゃっはーという話。 表紙が全てを物語っていると思ってました。ギアスのルルーシュみたいなポーズのせいで、デビルズダイス(笑)と半笑い…

ラッキーチャンス! 満を持しての一巻! 具体的に言うと二巻と三巻を先に読みました。 いぬかみ(読んでないけどアニメはみました)で培ったラブコメとしてのノリを受け継いだような形。主人公は日本最強の霊能力者であるという長所を持つ一方で、日本最高の…

神曲奏界ポリフォニカ 精霊という存在がいて、人が奏でる音楽によって力を上乗せできるという設定。精霊にも色んなのが居て、その中でも相当上で名前が知れてて各方面から畏怖されている精霊を連れている主人公。が頑張って仕事する話。 流れ自体は特筆する…

GOSICK ミステリ。幽霊船の謎を解く話。明らかに異能が介入してこなさそうで、安心して読めました。それでも案の定犯人予測とかはまるでしなかった。 追い詰められて主人公が不思議な力を発揮することなく、普通に体術で撃退してました。ヴィクトリカとの友…

世界平和は一家団欒のあとに 大家族で、その一人ひとりがすんごい力もっていて物語の主人公たりえる面々、という設定。読む前から色んな意味で凄い設定だなーと思っていましたが読後もその印象だけは変わりません。もう少しこじんまりとしていた方が面白かっ…

蟲と眼球とテディベア 完璧超人な主人公と、その主人公が惚れた貧乏な娘。二人は幸せに暮らしていた。だがそんな二人の仲を裂くように「蟲」を名乗る占い師が現れた! 的な。傷を舐め合う二人、そんなところに眼球抉子さんがやってきます。 綺麗にまとまって…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 凄い凄いと色々な所で書かれていたので気になって購入。期待していたくせに、一気に読まなかったせいで最後の叙述トリックで首を傾げて、今もって傾げっぱなしです。これはきちんと理解して読んだらSAWみ…

藤堂家はカミガカリ ノリが独特なので、最初の何ページかであうかあわないかを判断する必要がありそうです。微妙にシュールさを漂わせるノリのやりとりがツボに入れば終始面白いでしょうが、白々しく感じたら最後、読み続けるなら半笑いで読むほかなくなりま…

とある飛空士への追憶 表紙は凛々しいのに口絵も挿絵も可愛い系と言うギャップ 。本文中の描写から考えると両方ともファナ(ヒロイン)の一面です、で済みそうですが。しかしそんなギャップにも関わらず中身は素晴らしい。豊富な語彙での比喩と情景描写。物…

イマジン秘蹟 1 / イマジン秘蹟 2 / イマジン秘蹟3序盤の掴みの弱さが凄い。これもまた借りたんですが、貸してくれた知人も一巻だけは序盤ちょろっと読んで数ヶ月止まってたほどの掴みの弱さ。一巻読んだ流れで二巻、三巻と読んだら一気に読めたので、一巻序…

騎條エリと緋色の迷宮―英国亭幻想事件ファイル つまんなさそうだから先に読んでよ(笑)と言う失礼かつ不可思議な理由で知人に押し付けられました。なんか表紙とタイトル見てそんな気がしたらしいですが、何で買ったんでしょうね。僕は考えながら読むと言う…

ダブルブリッドⅩ 長かったですね。きっと新刊が出て、十という数字を見て、それでもためらいなく手に乗った人はきっと同じように思ったでしょう。十巻完結予定で、一巻が出てから九年、九巻が出てから四年半。長かったですね。 最終巻らしく全てが収束に向け…

人類は衰退しました / 人類は衰退しました 2 / 人類は衰退しました 3中篇二話を合わせた構成です。三巻は長編丸々一個。一巻は未知との遭遇、二巻は未知の体験、三巻は探検譚でした。登場人物も増えてゆきます。一巻では主要メンツ、二巻では助手さん、三巻…

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を読む。 口絵台詞の「幼年期の終わりー」 と言うのでああSFっぽい感じがある話か、という認識で読みすすめました。読み進めましたって言うか、堂々と宇宙から飛来した巨大な十字架云々書いてあるんですけど。 通して読んだ感想としては綺麗にまとまった話…